お腹まわりのダイエットにぴったりの「バイシクル・エクササイズ」を紹介します。
季節の変わり目は、どうしても不調を起こしやすく、代謝も滞りがちになります。そうなると、気になるのが、お腹周りのぜい肉。とくに、春の訪れとともに洋服が薄着になると、冬の間に隠れていたポッコリお腹が目につくようになります。そこでオススメなのが、「バイシクル・エクササイズ」。腹筋を効率良く鍛えることができ、ダイエットにぴったりのエクササイズです。
腹筋を鍛える人にとってゴールともいえるのが、6つに割れたお腹、通称「シックス・パック」です。凹凸がくっきりと見えるシックス・パックはかっこいいですよね。強い腹筋は、スタイルや見た目のためだけでなく、健康にも大切。腹筋は、背筋とともに腰を支えており、腰痛を予防したいなら必ず鍛えなければならない場所です。また、腹筋には、下半身から上がってきた血液を心臓に引き上げる役目もあり、腹筋が弱いと心臓の負担が重くなります。
腹筋を鍛えるときは、胸の下から下腹部にある「腹直筋」と、わき腹にある「腹斜筋」の両方を強化することが大事です。それにぴったりなのが、バイシクル・エクササイズ。米サンディエゴ州立大学の調査では、13種類ある腹筋トレーニングの中で、バイシクル・エクササイズは腹直筋を鍛えるうえでもっとも効率が良いという結果が出ました。通常の上体起こしの腹筋トレーニングの効果を100とすると、腹直筋では248、腹斜筋では290という結果が出ており、たいへん効率の良い腹筋トレーニングだといえます。
<バイシクル・エクササイズ>
1.床にあおむけになり、両手を頭の後ろで組みます。
2.両足を上げて右ひざをゆっくり胸のほうに引き寄せ、上体を起こしながら右側にひねって、左ひじを右ひざにくっつけます。
3.反対側も同様に行い、左右交互に繰り返します。
4.腹直筋と腹斜筋がしっかりと働くように動作し、10回ずつ3セットを行います。
Point:
・1セット当たり20秒程度の時間がかかるので、セットの間の短い休息を含めても2~3分もあれば3セットを行うことができます。
・トレーニング中に呼吸を止めると、運動効果が落ちます。自然に呼吸をしながら、できるだけゆっくり体を動かし、腹直筋と腹斜筋の動きを感じながら行います。
・あごを上げて、あごが胸に触れないようにします。
・上体をねじるときは、腕の力に頼らないようにしましょう。
・足を動かす反動で上体を持ち上げると、運動効果が落ちます。
・10回終わる前に疲れてしまったら、上体と足を持ち上げたままの状態でしばらく休みます。
・無理をせず、体に合わせて行なってください。