私たちの骨盤は、ぜい肉や内臓の重さによって、過度に開いたり、ずれたりしがちです。骨盤を整え、内臓を正しい位置に戻すことができるイルチブレインヨガの「ひざをひねる」体操を紹介します。
ニュートンは、家の庭でりんごが木から落ちるのを見て、重力を発見しました。いわゆる「万有引力の法則」です。この法則は、私たち人間の体内にも当てはまります。年齢を重ねていくと、ぜい肉や内臓もどんどん垂れ下がっていくのです。
ぜい肉や内臓を支えているのは、骨盤というお皿です。ぜい肉が重いと、骨盤が開いたり、ずれたりします。そうなると、腰やお尻にも負担がかかり、血行が悪化。お腹周りの筋肉が硬くなり、便秘にもなりやすくなります。
そこで実践したいのが、イルチブレインヨガの「ひざをひねる」ポーズ。腰を左右にねじることで、腰や骨盤ゆがみを調整します。腰まわりの緊張がほぐれて、血流もスムーズに。代謝もアップし、筋肉が動きやすくなって体が安定します。腰がスッキリするので、朝起きるとき腰がだるい人にもオススメです。
<ひざを左右にひねる体操>
1. あお向けになり、両腕を横にまっすぐ伸ばし、手のひらは下へ向けます。ひざを曲げ、胸のほうへ引き上げます。
2. 両ひざを合わせ、息を吸いながらひざを右へ倒し、頭を左へねじります。
3. 息を吐きながら、①に戻ります。反対側も同様に行います。3回繰り返します。